なぜ重要か
プロダクトチームは各領域の専門家によって構成されます。例えば、プロダクト全体の戦略をプロダクトマネージャーが構築し、ターゲットユーザーをプロダクトマーケティングマネージャーが設定し、最適なユーザー体験をUXデザイナーが、その体験を構築するソフトウェアの設計をエンジニアが実施します。それまでにされた検討を尊重し、最大限にその価値を発揮するために、全員が同じ前提に基づいて検討をしていることが重要になります。
チェックリスト
メトリクスの計測
- このクライテリアの 1.明確なゴール設定 から 4. 市場への提供 までに記載された内容に関する成果物がドキュメントとして作成されており、プロダクトチーム全員が閲覧している
学習と改善
- 定期的に 1.明確なゴール設定 から 4. 市場への提供 までに記載された内容をプロダクトチーム全体に共有する機会を設定する
プラクティスと習慣
- 決まっていることだけではなく、何が決まっておらず、何を仮説として置いているのかがプロダクトチームとして共通理解となっている
- プロダクトに関するコミュニケーションが1to1のチャットなどの非公開の場で実施されず、オープンな場で議論されている。会議の内容は議事録として公開されている。
アンチパターン
- 例えば、エンジニアにその背景にある理由や目指す世界観が共有されず、仕様のみが共有されることで、プロダクトが向かうべき方向とは異なる設計になってしまう
- 検討内容が可視化されず、クローズドな場でのみ議論されることで、視野が狭くプロダクトチームの総意とは異なる意思決定をしていることに気付くことができない
5. プロダクト志向な組織
プロダクトマネジメントクライテリア - プロダクトをつくるチームのチェックリスト